LX人材育成部会

設立の背景

 DX(デジタルトランスフォーメーション)は、少子高齢化、労働人口の減少が進む日本において、企業や団体が発展し、他者との競争優位性を確保、社会へのインパクトを創出するために必要不可欠な取り組みです。企業や団体は、DXの実践によってそのパフォーマンスを飛躍的に向上することも可能になります。
 それは、大企業だけではなく各地に多く存在する中小企業においても同じことです。中小企業は日本の全企業の約99%を占めます。むしろ中小企業にとっては、その生き残りや飛躍的な躍進への第一歩としてDXが欠かせないものである可能性が高いのです。一方で、地域や業界によってはデジタル化の格差があることが認識されており、我々は地域や業界が、課題解決・目的実現に向けた事業変革の手段として、ノウハウや人材、環境などをローカル(地域、業界)で共有しながらデジタル化に取り組むことが必要と考え、それをローカルトランスフォーメーション(以下、LX)と呼んでいます。LX実現のためには、各地域、業界でデジタル化を活用するスキルをもった人材=LX人材の育成が必須です。こと地域に関して言えば、それは地域で学びその学んだ内容を地域で活かす人材です。地域の中小企業において、すでに職についている従業員の皆さまがデジタルの力をつけることももちろん大切です。しかし、マンパワーが不足している中、現業に追われ、経験のないことを進めていくには多大なる労力を要することが想像されます。そこで我々は、まだ社会に出ていない学生たちにデジタルに触れてもらい、その学びを社会に出てから実践し、さらに広めてもらいたいと考え、学生たちのデジタル教育に目を向け、地域に人材を輩出することを目指している地域の学校様と一緒にLX人材育成に取り組むことにいたしました。そして、その活動を産学連携で効果的に進めるためにLX人材育成部会を設立した次第です。

人材育成の方針

DXには、「経営層」、「推進リーダー層」、「現場の担い手層」と様々な層の人材が必要です。リーダー層の育成が重視されることが多い昨今ですが、現実としては現場で手を動かし、実践できる人材なくしてデジタルで織りなす事業変革を実現することはできません。よって、LX人材育成部会の人材育成方針としては、デジタルに適応し、デジタルを活用、デジタルを前提とした事業を進めていける「現場の担い手層」の育成に重きを置きます。
 また、LX人材育成の取り掛かりとして、まずはRPAのカリキュラム提供から展開していきます。それは、RPAはAIやIoTなどに比べ、比較的難易度が低く、プログラミングなどがほとんど必要とされないため、ノンIT人材がデジタル人材へ変貌するデジタルへの入口として認識されることが多いからです。

目的

地域のDXを地域の人材により実現するLX人材の育成(デジタル人材の地産地消)
RPAエンジニア育成を取り掛かりとした実践的な産学連携
身に着けたリテラシーを活用できる場の創出やマッチング

活動内容

LX人材育成および人材活用を目標とする各種活動
・RPAをはじめとしたデジタルリテラシーを醸成する教育カリキュラムの提供
・関連各企業・団体と連携した人材育成と人材活用に関する取り組み
 -LXに関する取り組みや最新事情の共有イベント
 -ワークショップやアイデアコンテストなどの開催
 -LX人材活躍支援関連の取り組み
詳細はお問い合わせください。

会員の種類

①アカデミック会員:LX人材育成部会の目的に賛同し、入会した学校法人
②企業会員:LX人材育成部会の目的に賛同し、入会した企業(現在未募集、ご入会案内準備中)
※LX人材育成部会への入会は、一般社団法人日本RPA協会への入会が前提となります。

会費納入について

①アカデミック会員:入会金、年会費無料
②企業会員:(現在未募集、ご入会案内準備中)

入会までのフロー

※退会をご希望の場合には、2か月前までに指定の退会届をご提出いただきます。

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