RPA 事例研究

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CASE

事例

第4次産業革命による「新技術の発達」は雇用を奪うのか?

理事

キューアンドエーワークス株式会社
代表取締役社長 池邉 竜一

産業革命による雇用創造の歩み

第4次産業革命と言われる今、巷ではAI・ロボットが人間の雇用を奪うかのごとく不安視する記事が話題になっております。
しかし、これまでの産業革命の歴史的歩みを紐解いていけば、そのような不安は無用であることがみえてきます。それは「新技術の発達」が勃興する時、既存の組織や仕事の進め方について必然的に再定義することを迫られる状況下では、旧態依然の組織や仕事の進め方に固執する立場と、率先して受け入れる立場に分かれた後、固執する立場は「新技術の発達」に代替され、率先して受け入れた立場は、多くの雇用を新たに生み出してきたことから窺うことができます。
 その一例として、大量に自動車が生産されるようになれば、馬車を引く仕事は激減しましたが、その一方で、自動車産業では多くの雇用が創造されました。

また「新技術の発達」の導入は、生産性・効率の向上やコスト削減を実現するに止まらず、「人間の尊厳」を高める進化の過程にも貢献してきたと考えます。なぜならば、新技術の発達は、いまだ人間が自在に扱うことのままならい「心」の獲得にかかる時間を創造し、「人間に対する深い造詣」のきっかけを創造し、「人間の尊厳」が高まる豊かな社会の実現に向けて思考できる「心のゆとり」の創造に貢献してきたからです。

人の行う業務とは何か?

今日、少子高齢化が急速に進む日本においては、労働力の確保が重要な経営課題のひとつとなりました。労働者の賃金は高騰し、労働の質に対する拘りは益々強まり、労働市場の需要と供給の関係は大きく乖離し、調達できるリソースの有効利用は必須条件となりました。

その状況下、いまだ仕事の中で「定型」「非定型」の業務が混在するようであれば、敢えて「定型」の業務に希少な戦力を振り向けることは、リソースの有効活用はおろか企業競争力を削ぐだけでなく、企業の存続をも危うくしていきます。

限られたリソースを有効活用するには「人」ならではの仕事に専念していただいてこそ、企業競争力を高める有効な手立てであり、且つそれを「非定型」業務に振り向けるだけに止まらず、「新技術の発達」がどこまで適応可能なのか、常に情報を収集し新技術と共存できるための業務設計を意識することが重要となってきております。

限られたリソースを有効活用するためにも「定型」業務の自動化の検討、「非定型」業務の棚卸しなど、新技術の発達を通じて「人の行う業務とは何か?」について、業務設計の再定義についてお手伝いさせて頂ければ幸甚です。

RPAによる「定型」「非定型」の業務仕分け事例

【仕分けのポイント】 「ルール」に基づいたルーティン業務であるか!?
・社会保険の喪失手続きの自動化 「申請業務は手続きにルールが存在する」
-営業マンによる手入力 ⇒ データベース→ワークフロー申請のRPA化
・売上数字進捗情報管理の自動更新 「入力に必要とされる情報のルールが存在する」
-営業マンによる手入力 ⇒ 基幹システムよりRPAで自動抽出
・WEB上からの問い合わせ「問い合わせの内容を限定すればルールが存在する」
-担当がメールで自動通知を受けて返信 ⇒ 自動通知を受けてRPAが定型文書を選び返信

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